洗面所リフォームの費用がわかる!50万円までの構成例と4つの選び方

洗面所リフォーム費用と選び方
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はじめての洗面所リフォームをご検討中のあなたは、こんなお悩み事はありませんか?

・洗面所リフォームにどのくらいの費用が必要なの?
・相場より高くならないか心配…

・工事費用がどれくらいするの?
・どんな場合に追加工事費用がかかるの?

・どんなタイプの洗面所を選んだらいいか基準がわからない

洗面所のリフォームは、10年に一度くらいのものなので適切な費用がわかりづらいですよね。
もし、実際の費用の相場や、追加工事がかかるケース、あなたにピッタリの洗面所の選び方がわかればいいと思いませんか?

そこで、この記事では施工実績11000件のリフォーム博士が次の4つのことについて画像とともにわかりやすく解説していきます。

・洗面所リフォーム費用の相場
・価格ごとの洗面所リフォーム構成例
・洗面所リフォーム工事の内訳と追加工事の発生するケース
・洗面所の選び方

最後まで、読んでいただければ10年に1度の洗面所リフォームが理想的なものになるでしょう。
また、悪質なリフォーム会社から相場より高い金額や予定外の追加費用を請求されて嫌な思いをすることもなくなるはずです。

洗面所は、家族みんなが、手洗い・洗顔・メイクで使う大切な空間です。
ぜひ、最後までお付き合いください。

1. 洗面所リフォーム費用の相場

洗面所リフォームの費用は(1)洗面化粧台本体価格と(2)取付取付工事費用の2つで構成されています。

この章では、総費用の相場をリフォームがイメージしやすい具体例を挙げながら解説し、商品本体の価格と工事費についてそれぞれ解説します。

1-1. 洗面所リフォーム費用の相場

洗面所費用相場円グラフ

 

ここでは、メーカー別の洗面化粧台について紹介します。

グレード別に事例を紹介しますので、あなたが欲しい洗面所リフォームがどれぐらいかかるか参考にしてください。

 

シンプルプラン(総工費の目安:20万円未満)の洗面化粧台リフォームの構成例

 

Vシリーズ洗面化粧台

メーカー/シリーズ TOTO / Vシリーズ
上部(化粧鏡) 一面鏡・LED・エコミラー
下部(洗面化粧台) 両開きタイプ・750㎜
セット合計額
(メーカー希望小売価格価格)
128,500円(税別)

 

 

スタンダードプラン(総工費の目安:20〜50万円)の洗面化粧台リフォームの構成例

 

ピアラ洗面化粧台

メーカー/シリーズ LIXIL / ピアラ
上部(化粧鏡) 三面鏡・LED・全収納
下部(洗面化粧台) 片引き出しタイプ・750㎜
セット合計額
(メーカー希望小売価格価格)
238,000円(税抜き)

 

 

ハイグレードプラン(総工費の目安:50万円以上)の洗面化粧台リフォームの構成例

 

エポック洗面化粧台

メーカー/シリーズ TOCLAS / エポック
上部(化粧鏡) 三面鏡・LED・全収納
下部(洗面化粧台)  引出しタイプ・750㎜
セット合計額
(メーカー希望小売価格価格)
260,000円(税抜き)

 


1-2. 洗面化粧台本体の費用の相場

洗面所リフォームは、グレードやサイズ、クロス張替えなどで交換費用は変わります。

洗面化粧台は、主に上部の「鏡部分」下部の「ボウル&収納部分」に分かれます。

洗面化粧台を構成するそれぞれの、サイズや機能によって価格が変わります。

具体例として、1-1でご紹介しました750㎝の洗面台で価格がどの程度変わるかを表にしました。

洗面化粧台の構成 上部(鏡部分) 下部(ボウル&収納部分) 商品価格の目安
(工事費除く)
シンプルプラン 一面鏡・LED・エコミラー ・シングル水栓
・両開きタイプ
・すべり台ボウル 
38,000円
スタンダードプラン 三面鏡・LED・全収納 ・くるくる水栓
・片引き出しタイプ
・ひろびろボウル
88,000円
ハイグレードプラン 三面鏡・LED・全収納 ・洗髪シャワー水栓
・引出しタイプ
・人造大理石のボウル
118,000円

その他、鏡のくもり止めなどのオプションを追加する場合は追加費用が発生します。

 

1-3. 洗面所リフォーム工事費用の内訳

洗面所リフォームの費用は次の3つの項目で構成されます。

内訳 費用の目安
(1)洗面化粧台本体の価格 4ー12万円前後
(2)洗面化粧台本体の取付工事費用 3万円前後
(3)関連工事(追加工事)  内容による

(1)と(2)は上の表の通りですが、(3)関連工事(追加工事)はどんな内容なのかというお問い合わせをよくいただきます。

そこで、関連工事(追加工事)が発生する場合と費用の目安を一覧表にしました。

関連工事
(追加工事)
どんな場合に必要? 費用の目安
止水栓交換 築10年、20年経過してると止水栓のバルブが固くなり、無理やり回すと止水栓の内部を痛め水漏れが起こるため 4,000〜7,000円
止水栓移設 洗面台キャビネット形状を変更時に必要。主には両開きより引出しタイプや2段引出しタイプにした場合、引出し部分が干渉するため 20,000~30,000円
排水移設費用 洗面ボウルの排水が中心もしくは右奥にあるタイプがあり、どちらかを選択するかにより排水移設が必要になる場合がある。また、下台の排水接続位置に排水がない場合も同様です。 18,000~25,000円
洗濯パン脱着 床張り替え時に必要。基本的には同じ場所に戻す。洗濯パンの再利用してトラップ(縦or横)と接続ホースは交換する事が多い。 10,000円~18,000円
洗濯パン交換 床張り替え時に必要。洗濯パンが破損してる場合や、サイズ変更の際には交換が必要です。 5,000~10,000円
壁紙張り替え(1坪) クロスに汚れや破れがあった場合必要。後は、洗面台外した際に裏側がクロスを張っていない場合や壁を造作した場合も必要です。 35,000円~
天井張り替え(1坪) クロスが張れない下地(ジプトーンなど)の際は、増し張りもしくは一度解体して新たに造作が必要です。 30,000円~
床張り替え(1坪) 浴室入口や洗面台が水漏れなどにより腐食してた場合は張替え必要。状態によっては既存床に増し張りを行うこともあります。洗面や洗濯機の給排水移設した際の穴補修や、白蟻などの形跡がある場合も必要になります。 25,000円~

関連工事は、必要のない場合も多いです。
そのため、事前に業者とよく確認して無駄な費用や請求が発生しないようにしましょう。

洗面所リフォームの注意点:関連工事が発生して追加の工事費用が発生しないかを確認する

 

2. 新しい洗面所を選ぶ4つの基準

洗面所選び4つの基準洗面台の選び方は、設置可能な寸法の範囲で最適なものにしましょう。
その際は、今お使いの洗面台を基準に考えると選びやすくなります。
最適な寸法は用途によって様々ですが、ご参考になるでしょう。

この章では、ご参考までに4つの基準をご紹介します。

(1)洗面台の幅と洗面ボウルの高さで選ぶ
(2)洗面台の収納力(収納できる量)を優先して選ぶ
(3)洗面台ミラーキャビネットの構成で選ぶ
(4)洗面ボウルの素材と大きさで選ぶ

それでは、一つずつ解説していきます。

2-1. 洗面台の幅、洗面ボウルの高さで選ぶ

まずは、現在使用している洗面台の本体の横幅を計りましょう。
何故なら、気に入ったものがあってもサイズが大きすぎて設置が不可能なら意味がないからです。

洗面台幅と高さ

新しい洗面所の横幅のサイズは、現在使用しているものの横幅と左右のスペースの合計の範囲内にする必要があります。

次に、現在使用している洗面ボウルの高さを計りましょう。
使用していて、特に不満がなければ、同じ高さの洗面台をおすすめします。

毎日快適に洗面台を使用するには最適な高さが必要です。
そこで、目安として身長と洗面台のボウルの高さの関係を表にしました。
今お使いの洗面化粧台と検討中の洗面化粧台を比較検討してみましょう。

 身長 ボウルの高さ
155cm 750mm
160cm 800mm
170cm 850mm

高さはお使いになる方の身長に合わせて3サイズから選べます。

洗面化粧台高さ

ワンポイントアドバイス
洗面台のボウルの位置が低過ぎる:腰痛の原因になります
洗面台のボウルの位置が高過ぎる:袖に水がつたったりして不快です

 

2-2. 洗面台の収納力(収納できる量)を優先して選ぶ

この章では次の4つの洗面台のタイプと上手な選び方をご紹介します。

洗面化粧台下台

まずは、現在ご使用中の洗面台の中に何がどれ位収納しているか確認してみましょう。

基本的には、洗面化粧台のサイズで収納力は決まりますが、収納したいものと選ぶ扉タイプによって、今より収納力がアップする事もあるからです。

各タイプの特徴は次の通りです。

・扉タイプ:背が高い洗剤や柔軟剤などを収納したい方向け。奥のものが取り出しにくい。

・引出タイプ:背が高いものとボトルや小物が多い方向け。奥のものも取り出しやすい。

・フルスライドタイプ:奥までしっかり収納が可能。スライドなので取り出しやすく満足度も高い。

・ステップスライドタイプ:一番下が、踏み台として飛び出すので小さなお子様でも快適に洗面台が使える。

実際にショールームで確認する事をおすすめします。


2-3. 洗面台ミラーキャビネットの構成で選ぶ

鏡の枚数で、見た目と使い勝手が大きく変わります。
ほとんどのメーカーで、1面鏡、2面鏡、3面鏡を選べます。
費用は、鏡の枚数が多いほど増える傾向にありますが、同グレードであれば価格差は定価で4万円程度なので使い易さを優先するお客様が多いようです。

ここでは収納や照明で選べるミラーキャビネットをご紹介します。

1面鏡 2面鏡 3面鏡
1面鏡 2面鏡 3面鏡
間口600/750mm 間口600mm 間口750/900mm
鏡の両袖がたっぷり収納スペース 2枚の鏡の裏が収納になり必要な物を整理 3枚の鏡の裏が収納
楽な姿勢で化粧や髭剃りができる

 

2面鏡・3面鏡にする4つのメリット

2面鏡と3面鏡のメリットを再確認しておきましょう。
なぜなら、洗面化粧台は、日々の生活に欠かせない使用頻度の高いものだからです。
ストレスなく快適に使えるものがおすすめです。

(1)合わせ鏡にできる
(2)収納力が大きい
(3)見た目がすっきりする
(4)コンセントの数が増える

ややレアケースなので、ここでは記載しませんが6面鏡という大型をご希望される方もいます。

 

2-4. 洗面ボウルの素材と大きさで選ぶ

洗面台の洗面ボウルに使用されている素材は一般的に4種類あります。
それぞれの素材について、お掃除などのしやすさと耐久性について一覧にしましたのでご覧ください。

素材 お掃除のしやすさ 耐久性
陶器 ・小さな傷がつきにくい
・汚れてもしっかり磨けばきれいになる
ひび割れしやすい
ホーロー ・表面がガラス質のため、汚れや臭いがつきにくい。
・水や湿気にも強い
欠けたり、コーティングが剥がれる
樹脂 ・小さなキズがつきやすい
・表面の保護層が摩耗すると汚れがシミになり、全体がくすんでみえるようになる。
割れにくい、耐久性も強い
人工大理石 ・継ぎ目のないカウンタートップで掃除がしやすい 凹んでも割れない

価格も気になるところですが、毎日のお掃除の手間や、耐久性など、何を重視するかをよく考えて検討しましょう。

まとめ

洗面台と洗面化粧台は、用途や設置する場所によって選び方が変わってきます。
設置する際は、この記事で紹介した費用や注意点を踏まえた上でご自身のニーズに合ったものを選びましょう。

再確認しましょう。

・洗面化粧台のグレードタイプを選ぶ

・関連工事(追加費用)は予め把握しておいて予算を組み立てる

・今お使いの洗面化粧台の収納量、ボウルの高さの確認

洗面所リフォームは、水廻りの中でも予算やスペースが、限られる事の多い商品ですが、家族みんなが手洗い、洗顔、メイクなどで毎日使う大切な空間です。

なるべく費用を抑えてリフォームをお考えの場合は、複数の会社から見積をとる事をおすすめします。
見積をとる際は「わかりやすい・比べやすい・選びやすい」ショールームが近くにあるともっと納得もできますね。

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