マンション用給湯器の交換費用の相場｜価格を安く抑える４つのコツ

マンションにお住まいのあなたは、給湯器交換の費用がどれくらい必要か相場がわからずお困りではありませんか？
給湯器交換費用といっても、給湯器の「取り付け方」「取り付け場所」「機能の違い」によって様々です。
この記事では、マンションの給湯器交換費用について説明していきます。
また、設置タイプ、号数、機能の違いについてもご紹介します。

この記事を読むと６つの事がわかるようになります。

最後まで読めば、限りある予算の中で給湯器入替ができるでしょう。
また、悪質なリフォーム会社から相場より高い金額や予定外の追加費用を請求されて嫌な思いをすることもなくなるはずです。

ぜひ、最後までお付き合いください。

1. マンションの給湯器交換費用ってどれくらいかかる？

マンションの給湯器交換費用は、「給湯器本体価格」、「給湯器取付工事費用」の２つで構成されています。
この章では、まずは設置タイプ、号数、機能を説明し商品本体価格、給湯器取付工事費用の相場について解説します。
また、交換時に発生する追加、部分的修理費用の目安についても紹介します。

1-1. マンションの給湯器本体の費用の相場は１１０，０００円前後

マンションの給湯器交換を検討した時、最初に考えるのが価格ではないでしょうか。

給湯器交換費用はメーカー、種類、号数で価格が変わります。

実売価格として本体の価格がどのくらい変わり、相場がどの程度になるか表にしました。
（表の設置タイプは、PS壁掛け型タイプです。）

なお、エコジョーズの場合は、表の金額からそれぞれ２万円前後高くなります。

その他、据置台、配管カバー、排気カバーなどのオプションを追加する場合は追加費用が発生します。

1-2. 設置されている給湯器のタイプとサイズを確認する

業者に依頼する時にどのタイプの給湯器が設置しているかわかればスムーズになります。

お住いの給湯器はどこに付いていますか？

図でお使いの給湯器の設置タイプ、号数をわかりやすく説明します。

また、給湯器の品番を確認することで号数（１６号、２０号、２４号）、機能（オート、フルオート）などもわかることができます。

図を参考にして、お使いの給湯器について調べてみましょう。

1-3. マンションの給湯器の工事費用の相場は４５，０００円

マンションの給湯器工事の費用は次の７つの項目で構成されます。

（１）～（６）は上の通りですが、（７）関連工事（追加工事）は、どんな内容かというお問合せをよくいただきます。

そこで、関連工事（追加工事）が発生する場合と費用の目安を次の章で具体的にご紹介します。

1-4. マンションの給湯器交換で費用が追加で発生する５つの関連工事（追加工事）がかかるケース

関連工事（追加工事）がかかるケースを工事例で紹介します。

関連工事（追加工事）は、必要のない場合も多いです。

そのため、事前に業者とよく確認して、無駄な費用や請求が発生しないようにしましょう。

1-5. マンションの給湯器の部分的な交換で費用を安く抑える

買って間もない方や保証期限内の場合は、本体を丸ごと交換するよりも給湯器の部品を交換する方が安くつきますよね。

しかし、給湯器の各部の名称がわからないと費用の目安もわからないので、図でわかりやすく紹介します。

交換費用の目安は、技術料も含んでいますが多くは部品代です。

合わせて、出張費が３，０００〜５，０００かかります。

表に書いている価格を目安にお考えください。

2. マンションの給湯器交換する前に必要な確認事項

マンションで給湯器の交換をする場合、戸建て住宅と違って異なることがあります。

分譲マンションは「専有部分」と「共有部分」があり、給湯器はどの部分にあたると思いますか？

分譲マンションの給湯器は、廊下やベランダに設置されている事が多く、共有部分と思っている方がほとんどではないでしょうか。

実はマンションの管理規約にも書いていますが、給湯器は専用部分に該当します。

この章では、マンションで給湯器を交換する場合の【賃貸】と【分譲】についての違いについても解説します。

2-1. 賃貸マンションの場合管理会社に連絡して交換してもらう

賃貸マンションの住宅設備は大家さんの持ち物になります。

修繕費にかかる費用については、管理会社に一報をいれ大家さんに連絡を取ってもらうようにしましょう。

しかし、故意に壊した場合は別です。

故意で壊した費用については、管理会社、大家さんと話し合いが必要になります。

2-2. 分譲マンションの場合は管理組合に申請書の提出が必要

分譲マンションの場合は、自分で給湯器の交換を手配する必要があります。

なぜなら、分譲マンションの場合は給湯器が「専有部分」になるからです。

ただし、管理組合に工事の前に申請が必要な場合もありますので確認が必要です。

3. 給湯器の交換費用を安く抑える４つのコツ

給湯器は今、お使いの給湯器を基準に考えると選びやすく安く抑える事が出来ます。
この章ではできるだけ費用を抑えるコツについて説明します。

3-1. 給湯器の耐用年数を知って無駄なく交換する

ガス給湯器は８～１０年くらいが寿命といわれています。

給湯器も家電製品と同じで耐用年数があるからです。

また、１０年以上使用したガス給湯器の部品を交換したり、修理しても無駄な出費をすることがあります。

何故なら、他の部品も劣化している場合もあるので、また別の故障が起きる可能性もあるからです。

毎日使う給湯器ですので、使用年数を１度確認しましょう。

もし、８～１０年を超えてる場合は事前にどのタイプの給湯器がついて、どれぐらい費用がかかるか調べておく事をおすすめします。

3-2. 給湯器の調子が悪くても簡単に直る5つの場合

給湯器の調子が悪い場合は、１度確認してみましょう。

原因	対処法
給水元栓・ガス栓は十分開いていますか？	・給水元栓を全開にする（必ず全開にする） ・ガス栓を全開にする（必ず全開にする）
電源プラグぬけていませんか？	電源プラグをコンセントに差し込む
凍結していませんか？	（１）電源プラグを抜かない 外気温が低いと「凍結予防ヒーター」が自動的に作動します。 電源プラグを抜くと「凍結予防ヒーター」が作動せずに凍結する場合があります。（２）浴槽内のバスアダプタの上端より５cm以上の水（お湯）を入れておく 外気温が低いと自動的にポンプで浴槽内の水を循環させ凍結を防ぎます。水位が低いと循環ができません。そのため、不足している場合は水を足してください。
水抜き栓フィルターにゴミが詰まっていませんか？	（１）給水栓を閉める （２）すべての給湯栓（シャワーを含む）を開ける （３）水抜き栓を外し、フィルター部分のゴミを取り除く （４）元通りに水抜き栓を取付ける （５）すべての給湯栓（シャワーを含む）を閉める （６）給水元栓を開けて水抜き栓周辺に水漏れがないことを確認する注意事項 ・お湯を使用後は機器内のお湯が高温になっていますので、リモコンの 運転スイッチを「切」にし機器が冷えてから行ってください。・水抜き栓を外すときは、水が飛び出すおそれがありますので、ゆっくり 外してください。
停電していませんか？	・停電すると使用できません。 ・使用中に停電すると運転を停止しますので、給湯栓を閉めておいてください。 停電時に給湯栓を開けたままにしておくと、お湯が水に変わり、水が流れたままになります。 （電力の供給が復帰したときは現在時刻が遅れています。また一部の設定が変わっていることがあります。 表示を確認し、必要に応じて操作してください。） ・冬期など気温の低いときに停電した場合は「水抜きによる方法」で凍結による破損防止の処置を行って ください。 ※停電時はリモコンの操作は出来ませんが、それ以外の操作を行ってください

また処置をしても異常があるときは、販売店又はメーカー迄お問合せください。

3-3. 費用が安いだけの見積に要注意！販売店が教える見積の取り方

給湯器交換は、１０年に１度くらいの交換なので適切な取り方もわかりづらいですよね。

費用が安いだけのお店って、後から別途費用とられるかもしれないって思うと不安ではないですか？

そこで、この記事では給湯器の見積をお願いする時は、次の７つを注意して見積依頼しましょう。

見積をお願いする際は、価格の安さだけで選ばず対応やきっちり商品、工事の事も説明してくれるお店を選びましょう。

3-4. 業者選び

給湯器が故障した時って、どの業者に相談をすればいいのかわからないですよね。

業者が多くて、悩まれてる方はたくさんおられると思います。

給湯器交換を行っている業者は大きく分けると「地元のガスショップ」「ネット給湯器販売会社」「量販店・ホームセンター」「地域密着リフォーム会社」の４つあります。

この章では、業者選びの【メリット】【デメリット】について紹介します。

それぞれ、メリット・デメリットを理解した上で信頼できる業者に依頼しましょう。

まとめ

この記事ではマンションの給湯器交換費用について解説しました。

大事な６つのポイントをおさらいしましょう。

マンションの給湯器交換費用の相場について参考になったでしょうか？

マンションの給湯器交換は、戸建て住宅と違い管理会社に確認しておくことで、工事までスムーズに進むでしょう。