今お使いのお風呂でこのような悩みをお持ちも方も多いのではないでしょうか?
冬場の寒さ・お手入れのしにくさ・保温性・カビ・経年劣化などなど様々な悩みがあるかと思います。
そんなお悩みをお持ちのあなたは、『お風呂リフォームに必要な費用』が気になりますよね。
お風呂リフォームを検討してみたいけどいくらかかるのだろう?どんな工事になるのだろう?
など多くの疑問をお持ちではないでしょうか?
そんな疑問をお持ちの方に、この記事では11000件以上のリフォーム相談を受けてきたリフォーム博士の実績をもとに次の3つについて解説しています。
・お風呂リフォームに必要な費用相場
・追加費用が必要な場合の2つのケース
・お風呂リフォームに必要な工事期間の目安
この記事を最後まで読んでいただくことであなたの家のお風呂リフォームにかかる費用の把握ができるようになり、急な追加費用による予想外の出費も回避でき安心して工事を進められます。
目次
1.お風呂リフォームに必要な費用相場の多くは81〜100万円
まずはこちらをご覧ください。
リフォーム博士の実績をもとに価格帯ごとのご注文件数をグラフにしました。
【お風呂リフォームに必要な費用相場表※工事費用含む ※タイル浴室からの入替の場合】
上の表から分かるようにお風呂リフォームに必要な費用相場は主に4つの価格帯に分かれます。
次の表をご覧ください。
価格帯 | リフォーム内容 |
50万円以下 | 換気扇・浴室暖房機・蛇口などの浴室内設備の入替 |
51万~80万円 | スタンダードクラスの浴室の入替 |
81万~100万円 | ミドルグレードの浴室の入替 |
101万~130万円 | ハイグレードの浴室の入替 |
50万円以下の価格帯は今のお風呂の設備の入替の場合が多いです。
50万円以上の価格帯は次の3つのポイントにより費用が異なります。
・ユニットバスのサイズによる費用の違い
・ユニットバスのグレードによる費用の違い
・既設のお風呂による工事費用の違い
次の章からは上の3つのポイントに添ってその費用の違いについて解説していきます。
1-1.ユニットバスのサイズにより~15万円程度(販売価格)費用が異なる
お風呂リフォームに必要な費用は入れ替えるユニットバスのサイズにより異なります。
お風呂リフォームをする際には原則として今のお風呂のサイズの中で納める必要があります(浴室の大きさを変えるなどの例外は除いて)
サイズによる設備費用の違いを下の表でご確認下さい。
(LIXILアライズ参照)
上の表のどのサイズにあてはまるかを確認するにはまずは自宅のお風呂のサイズを測る必要があります。
サイズの測り方
測る必要がある場所は、「幅」と「奥行き」です。
下の図のようにまずはご自身で今のお風呂のサイズを測ってみましょう。
サイズが測れたら現状のサイズに一番近いサイズのユニットバスの価格を参考にします。
幅、奥行は基本的に㎜で表します。
上の画像の場合、幅が1600㎜、奥行が1600㎜の場合は「1616(イチロクイチロク)サイズ」となります。
1-2.ユニットバスのグレードによる費用の違い
サイズが分かれば次は入れ替えるユニットバスのグレードをどのタイプにするかにより費用の違いがあります。
下の表をご覧ください。
※戸建て住宅でもっとも多いサイズの1616サイズで比較
グレード | スタンダード | ミドルグレード | ハイグレード |
メーカー | |||
商品名 | FZ | サザナ | スパージュ |
イメージ | |||
定価 | 55万~85万円 | 60万~160万円 | 95万~260万円 |
お風呂のグレードにより保温性・蛇口の機能性、デザイン・浴槽材質・壁、床などの仕様が異なります。
1-3.既設のお風呂による工事費用の違い
お風呂のリフォーム工事費用は既設のお風呂により異なります。
まずは下の表を参考にしてみてください。
工事の内容 | 工事費の目安 |
タイルの浴室からのリフォーム | 30万〜40万円 |
ユニットバスからのリフォーム | 25万〜30万円 |
上の表のようにタイルの浴室からのリフォームの方が手間や工程も増え費用は高くなる傾向があります。
詳しく解説していきます。
タイルの浴室からユニットバスへのリフォーム
昔ながらの浴室(タイル浴室)からユニットバスへの入替の場合、工事費用が高くなります。
なぜなら次のような工事や手間が増えるからです。
・タイルの解体
・タイルの処分費
・解体後の床のコンクリート工事
・下地補修費(タイルの場合水漏れが原因で下地が痛んでいる場合が多い為)
ユニットバスからユニットバスへのリフォーム
ユニットバスからユニットバスへの入替は解体工事の手間も工程もタイルのお風呂に比べ軽減されます。
そのため、多くの場合工事費用が安くつきます。
2.追加費用が必要な場合の2つのケース
お風呂のリフォーム工事と同時に注文されるケースが多い2つのケースを紹介します。
知っておかないと予想外の出費になる場合もあるので気を付けましょう。
①お風呂リフォームと同時に脱衣室の内装、洗面台などの交換をする場合
②お風呂解体後の下地補修が必要な場合
2-1.お風呂リフォームと同時に脱衣室の内装、洗面台などの交換をする場合
お風呂リフォームと同時に脱衣室の工事を希望される方が7割近くおられます。
なぜなら次の3つの理由があるからです。
・お風呂のドアの入替に伴い脱衣室側の内装も干渉してくる為、そのついでに
・内装工事があるのでお風呂と脱衣を別々に工事するよりも仕上がりが綺麗になる為
・洗面台もお風呂と同じ年数を使用している場合が多く同じような劣化がある為
意外と気づきにくい部分なので気を付けたいところです。
2-2.お風呂解体後の下地の補修が必要な場合:プラス10~15万ぐらいが目安
木造住宅の場合解体してみると下地が腐っている場合があります。
下地の劣化具合にもよりますが大事な柱などは絶対に補修が必要です。
解体してみないとわからないので事前に業者に追加の話を聞いておくことでトラブルの回避につながります。
3.お風呂リフォームに必要な工事期間の目安は3〜5日
お風呂リフォームに必要な工事期間は一般的に最短3日~5日必要になります。
2-2で紹介した解体後の下地の補修作業が発生した場合は期間が延びる場合があります。
お風呂に入れない期間が続きますので工事中のお風呂をどうするかなどの事前準備も必要になります。
事前に確認をしておくことで工事期間中のストレスも軽減されます。
3-1.昔ながらの風呂からのユニットバスへの入替の場合は5日必要
昔ながらの風呂からユニットバスへの入替の場合は土間コンクリート工事とその乾燥期間もある為工期が長くなります。
期間 | 工事 |
1日目 | 解体工事・給排水工事 |
2日目 | 土間コンクリート工事 |
3日目 | 乾燥期間 |
4日目 | ユニットバス組立・給排水接続工事 |
5日目 | 入口仕舞・完成検査 |
脱衣室の工事も同時にする場合は広さにもよりますがプラス1日が目安になります。
3-2.ユニットバスからユニットバスへの入替の場合は3日必要
ユニットバスからユニットバスの入替は土間コンクリート工事もなく工期も早いのが特徴です。
脱衣室の工事も同時にする場合は広さにもよりますがプラス1日が目安になります。
期間 | 工事内容 |
---|---|
1日目 | 解体工事・給排水工事 |
2日目 | ユニットバス組立・給排水接続 |
3日目 | 完成 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事ではお風呂リフォームに必要な費用として『設備費用』・『工事費用』の2つのポイントにそって解説しました。まとめるとこのようになります。
・お風呂リフォームに必要な費用の相場は80万~100万円
・ユニットバスは『サイズ』・『グレード』により必要な費用が異なる
・既設のお風呂の種類により必要な工事費用が異なる
・解体後、追加費用が発生する場合がある
・一緒に脱衣室のリフォームも検討してみたほうが良い
・工事期間の目安は3日~5日
以上のポイントを理解してお風呂リフォームに向けてしっかり準備しましょう。