レンジフード(換気扇)のお掃除の手間を減らしたい…!
どうしよう。今使っている換気扇が壊れた…!
はじめてのレンジフード交換をご検討中のあなたはこんなお悩み事はありませんか?
・レンジフード交換にどのくらい費用が必要なの?
・どんな場合に追加費用がかかるの?
・相場より高くならないか心配
・どんなタイプのレンジフードを選んだらいいか基準がわからない
レンジフードは、何度も交換するものではありませんので、費用感がいまいち掴みづらいのではないでしょうか。
そこで、実際の交換費用や追加工事がかかるケースや、あなたにピッタリのレンジフード選び方がわかればいいと思いませんか?
この記事では、施工実績11000件のリフォーム博士が次の4つのことについて画像とともにわかりやすく解説していきます。
・レンジフード交換費用
・レンジフードの形状
・レンジフードファンのメリット・デメリット
・レンジフードの選び方
最後まで、読んでいたでければレンジフード交換リフォームが理想的なものになるでしょう。
また、悪質なリフォーム会社から相場より高い金額や予定外の追加費用を請求されて嫌な思いをすることもなくなるはずです。
レンジフードは、料理をする際に使用する大切な空間です。
ぜひ、最後までお付合いください。
目次
1.レンジフード交換費用
レンジフード交換費用は(1)レンジフード本体(2)取付工事費の2つで構成されています。
この章では、まずはレンジフード交換の総費用を解説し、商品本体の価格と工事費についてそれぞれ解説します。
1-1.レンジフード、換気扇、本体の価格
レンジフードを構成するそれぞれのサイズや機能によって価格は変わります。
具体例として、タイプによって価格がどの程度変わるかを表にしました。
タイプ | ファンの種類 | 商品価格の目安 |
---|---|---|
換気扇 | プロペラファン | 3,000~ |
ブーツ型 | プロペラファン | 25,000~ |
スリム型 | シロッコファン | 50,000~ |
浅型 | ターボファン | 20,000~ |
1-2.レンジフード工事価格
レンジフード交換費用は次の3つの項目で構成されています。
内訳 | 費用の目安 |
---|---|
(1)レンジフード本体の価格 | 2万前後~10万前後 |
(2)レンジフード本体の取付工事費用 | 2万前後 |
(3)関連工事(追加工事) | 内容による |
(1)と(2)は上の表の通りですが、(3)関連工事は(追加工事)はどんな内容なのかというお問い合わせをよくいただきます。
そこで、関連工事(追加工事)が発生する場合と費用の目安を一覧表にしました。
関連工事(追加工事) | どんな場合に必要? | 費用の目安(材工) |
---|---|---|
スイッチの交換 | スイッチがうまく作動しない場合 | 15,000~ |
モーターの交換 | 異音、回転が弱いなどモーター不具合 | 20,000~ |
横幕板 | 側面が見えてしまう場合に必要 | 3,000~ |
前幕板 | ファンやダクト部分を隠す | 10,000~ |
2.レンジフード形状について悩んでいる方
レンジフードの形状は3つあります。
レンジフードの形状はファンの種類によって異なるケースがあります。
この章ではフードの形状について詳しく紹介します。
2-1.ブーツ型(シロッコファン・プロペラファン)
写真のように大きなフードに覆われたレンジフードのタイプがブーツ型です。
ブーツ型のレンジフードはタイプが2種類あります。
(1)プロペラ型の換気扇を覆ってフードをつけるタイプ
メリット :フードのみの交換も可能なのでコストを抑えれる。
デメリット:プロペラ部分の交換は別になるのでどちらも変える必要がある。
(2)シロッコファンと一体型になっているタイプ。
メリット :ファンが一体型になっているので簡単に外せて掃除がしやすい。
デメリット:ブーツ型(プロペラ・シロッコ)はフィルター部分にホコリが溜まるので定期的に掃除が必要
シロッコファンの方が掃除もしやすくておすすめです。
2-2.スリム型(薄型)
スリム型は、人気が高くキッチンをすっきり魅せる無駄のないデザイン
スリム型タイプは、従来のフィルター部分がなく汚れがつきにくいプレートになっています。
メリット :フィルター部分の掃除と比べて、フラットな整流版を拭くだけなのでお掃除がラク
デメリット:お手入れする部分が変わって掃除は必要
2-3.フラット型(浅型)
天井の低いキッチンにも対応可能なタイプ
ブーツ型と比べて高さが低くなった形状です。
メリット:天井が低いなど設置スペースが制限されていた場合も取付可能
デメリット:掃除が上を向いたままの体勢になるのでやりにくい、音もファンが近いので少し大きく感じる
3.ファンの3つの種類と特徴を知ろう
この章ではファンの種類について紹介します。
3-1.プロペラファン
従来の換気扇で扇風機の羽根のような形状しています。
主に、「壁付け換気扇」や「キッチンの換気扇」で使用されるケースが多いです。
換気扇(プロペラファン)が外壁に接していて屋外に直接排気するタイプです。
プロペラファンは騒音も小さく、風量も強いですが静圧(風圧)が低いのが欠点です。
3-2.ターボファン
プロペラファンとシロッコファンの中間的なファンです。
主に、「フラット型レンジフード」や「ダクトファン」に使用されるケースが多いです。
シロッコファンに見た感じは、似ていますが羽根の枚数が少なくが一つ一つの羽根が大きいのが特徴です。
ターボファンは静圧が低めですが、強い外風やダクトからの風の抵抗に強く、3種類の中では1番排気効率がいいです。
プロペラファンより掃除がしやすく音も静かです。
3-3.シロッコファン
シロッコファンは縦長の板状の羽が筒状にとりつけられているファンです。
汚れた空気を吸いこみ、ダクトを通して屋外に排気する仕組みになっています。
風量は少なめですが、空気を押し出す力が強いのが特徴です。
ダクトが長くなりやすい場合や気密性の高い住宅に適しています。
シロッコファンはキッチンの換気扇のイメージが多いと思いますが、トイレ、お風呂などの天井埋込タイプにも使用されています。
4.レンジフード選びの3つのポイント
レンジフードの選び方は設置可能な寸法の範囲で最適なものにしましょう。
その際は、今お使いのレンジフードを基準に考えると選びやすくなります。
最適な寸法は用途によって様々ですが、ご参考になるでしょう。
・使用中のレンジフードタイプで選ぶ
・レンジフードの横幅、高さで選ぶ
・レンジフードの機能で選ぶ
それでは1つずつ解説していきます。
4-1.お使いのレンジフードタイプで選ぶ
この章では次の4つの換気扇、レンジフードタイプから取替できるタイプの選び方を紹介します。
まずは、今お使いのレンジフードのタイプを確認しましょう。
今お使いの換気扇 / レンジフード | 取替えできるレンジフードタイプ |
---|---|
換気扇型 / プロペラファン |
ブーツ型(シロッコファン)
スリム型(シロッコファン) |
換気扇型 / フード付プロペラファン |
|
ブーツ型 / シロッコファン |
|
フラット型 / ターボファン |
平型(ターボファン/シロッコファン) |
設置場所、設置状態などによって前幕板、横幕板などが必要になります。
4-2.レンジフードのサイズ
製品の横幅は規格が共通化されており、60cm、75cm、90cmの3つが標準サイズです。
図を参考に、現在使用している製品の横幅を計りましょう。
レンジフードのみの交換の場合は、現在使用しているものと同じサイズを選びましょう。
何故なら、製品の横幅を変更するとレンジフート左右にあるモノを解体、処分などで無駄な出費がでるからです。
4-3.レンジフードの機能
従来のレンジフードと比べて、最新レンジフードの機能がどのように変わっているか一部紹介します。
ビルトインコンロ連動 | 洗エールレンジフード |
---|---|
ビルトインコンロの点火/消化と、レンジフードの運転/停止、照明のON/OFFが自動で連動する。 | フィルターとファンの油汚れを自動洗浄。さらに外気をキレイにして取り入れます。 |
最近のレンジフードは家電と同じで様々な機能が搭載されています。
使用目的にあった機能を選びましょう。
まとめ
レンジフードは、用途や設置する場所によって選び方が変わってきます。
設置する際は、この記事で紹介した費用や注意点を踏まえた上でご自身のニーズに合ったものを選びましょう。
再確認しましょう。
・レンジフード交換費用は本体と取付工事2つの構成でできてる
・レンジフードの形状はファンの種類によって異なる
・レンジフードファンのメリット・デメリット
・レンジフードの選び方横幅、高さ、機能で選ぶ
なるべく費用を抑えてリフォームをお考えの場合は、複数の会社から見積をとる事をおすすめします。
見積をとる際は「わかりやすい・比べやすい・選びやすい」ショールームが近くにあるともっと納得もできますね。